パワハラの相談と紛争解決の状況

1 パワハラの当事者が係ることになる問題

 厚生労働省の毎年の労働相談件数でも、パワハラは1位に君臨するほど、件数が多くあります。厚生労働省の統計になるのは氷山の一角です。あがらないけどパワハラになっている件数は数多あります。

不運にもパワハラ問題の当事者になった場合には、同時に複数の問題に係ることになります。

  • パワハラを辞めさせたい
  • 職場環境を変えさせたい
  • パワハラでダメージを受けたことを謝罪させたい
  • パワハラのダメージを償ってほしい
  • パワハラでやむを得ず休職したので労災(業務上災害)請求したい
  • パワハラで心療内科にせざるを得なくなったので通院の治療費を労災請求したい
  • パワハラで健康保険から傷病手当金(所得補償)をもらいたい
  • パワハラでやむを得ず退職するので、退職理由は自分ではなく職場の理由にしたい
  • パワハラを受けたことによる償いの件を公の場で争いたい
  • パワハラで辞めたことから、次の就職が不安になった
  • パワハラで辞めたことが次の職場に漏れないか不安だ

個人個人によりますので、すべてに該当するわけではありませんが、ざっと挙げただけでも、このような問題の当事者になるのです。

当事務所でもこうした状況を把握しておりますが、その中で、迷う、間違っていると感じることがあります。

2 当事者が間違っていることあるいは迷うこと

当事務所では、これまでたくさんのパワハラ問題に対応させていただいております。個人個人問題の幅や水準は異なりますが、概ね、次のようなことを間違って受け止めているか、迷っているかというケースが目につきます。ここでは、箇条書きで挙げときます。

  • 心療内科にかかると就職など人生で不利になる
  • 精神疾患で心療内科にかかるとマイナスのうわさになる
  • 診断書をもらっていたほうがいいのか
  • メールやLINEの記録があるだけでいいのか
  • 退職理由が「一身上の都合」とされたがどうすればいいのか
  • 離職票を「一身上の都合」とされたくない
  • 労働基準監督署で労災保険請求をしてしまってもいいのか
  • 労災保険の書面が書けない
  • 精神疾患で退職しても失業給付はもらえるのか
  • パワハラや精神疾患で退職したことが就職に影響しないか
  • 退職しているから労災請求、傷病手当金の請求はできない
  • 弁護士は、労災保険や傷病手当金のことがわかるのか
  • 社会保険労務士は、紛争解決のことがわかるのか
  • 労働基準監督署で対応できるのか
  • どこの誰に相談すればいいのか

日々悶々と悩まれているか、不安になっているかしていると思います。多くは、迷いや誤った受け止め方が原因になっていると感じることが多くあります。

どう解決するかについては、個々の事案ごとになりますが、解決状況をお伝えしておきたいと思います。

3 当事務所での解決状況

次のようなことに対して対応させていただいた結果、お礼のお便りをたくさんいただいております。

●退職届の書き方

●退職届に「一身上の都合」と書きたくない

●パワハラ被害について会社と面談がある

●傷病手当金を申請したい

●労災請求したい(治療費・休業補償)

●会社に労災保険の立て替え払いをさせたい

●労働局 又は 労働委員会のあっせんの代理

●労働局の調停代理

●各種書面作成

●主張内容の整理

●診断書に関すること

●メールやLINEなどの資料のこと

●就職への影響について

⇒ 詳細は、ご利用された方々の声を参照ください。

手前味噌で恐縮ですが、このように、広い範囲に渡って、ワンストップ(一か所で集約的)で助言を受けることができ、解決もしくは現状が好転されるよう導いてくれるところはほとんどないのではないかと考えております。業務終了後には、利用された方々からもそのような声を頂戴しております。

日々、迷っていても、不安がっていても、先に進ませることはできません。毎日ネットを検索しても、パワハラの当事者となってしまった本人に適した回答にはたどりつけないかと思われます。

ぜひ、一度、相談してください。相談は、費用などについて費用のページでご確認のうえ、予約をお願いします。

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